
あなたはどっち?①褒められて伸びる②叱られて伸びる
部下や後輩、はたまた自分の子供であったりを指導や教える立場になるとこの人は褒められて伸びるのかそれとも叱られて伸びるのかどっちなのか迷うでしょう。
そんな時どっちの割合が多いのか、どういった理由なのかが分かるとあるがたいものです。
今回は性別・世代別にそれぞれの理由を調査しました。
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褒められて伸びる派の意見
40代女性
昔から負けず嫌いで人に褒められるのが大好きでした。
テストで良い点数をとる事も、綺麗な字だねと言われるのも。
部屋の掃除をするのも、誰かの手伝いをするのも。
お年寄りに声をかけて荷物を運んだり、嫌いなにんじんを頑張って食べるのも。
全て周りの人に褒められて、もっと頑張ろう!と思うのです。
次はもっと褒めてもらおう!と考えてしまうのです。
反対に叱られると、今までほめられた事が思い出せなくなり、
ふさぎこんでしまう傾向にあります。
30代男性
以前会社の上司によく怒られていました。その上司的には不屈の精神で負けん気の強さから向上してほしいということだったんだと思いますが、自分にはそれが裏目に出て怒られる度に自信を失い、どんどんどんどんやる気も失っていきました。最終的には自分で考えて行動して怒られるなら、言われたことだけやって怒られる回数を減らそうとの考えになってしまい、自分から意欲的に仕事をすることがなくなりました。もちろんそんな仕事では面白さもやりがいも感じられず、結果退職してしまいました。
30代男性
小さいころから成果を出しても褒められる事がなく、次はそれ以上を目指せと延々と言われ続けてきたのもあったせいか社会に出て褒めてもらえる事の嬉しさに気付きました。それに小さいころは成績が伸びても褒めては貰えず少しでも下がれば叱られるので叱られる=やる気が無くなると言う構図が出来上がってるのもあります。
それに感謝の言葉を言われるのは嬉しいので、自分の成果が相手にとって有り難いものであればこちらとしてもまた次に相手のために何かしようと思えるからです。
20代女性
褒められると、
「もっとこうしてみよう!」と思ったり「次はここだけでなくここも改善してみよう!」と褒められたこと以外にも意欲的に目を向ける事ができる。
私自身、かなりネガティブ思考だと思っているので叱られて伸びる人の思考が分からない。
「何クソ!今に見てろ!」という考えには到底ならないし、逆に自分が何も出来ないと全て否定されている気になってくる。
褒められると認められている気がするし、もっと認めて貰いたいと思う。
20代女性
私がなぜ、褒められて伸びる方を選んだのかというと、叱られたり怒鳴られたりすると、体が勝手に緊張してしまい、その後からはミスが連発してしまうからです。そのミスをさらに指摘されるとまたミスをしてしまう、という悪循環に陥ってしまいます。
それよりは今自分のやっていることの何ができているのかを指摘して褒めてもらい、その後アドバイスやできていない部分を指摘してもらった方が、自分の頭が納得して、より能力を発揮しやすい状況になれると確信しています。
20代女性
「最近の若い子は叱られ慣れてない」という小言を聞きますが、ほんとうにそうだと思います。でも人間、大半は「褒められたから次も頑張ろう」って思うタイプのはず。「叱られた、悔しい、次こそは!!」っていう向上心を持てるのは、スポ根とか逆境に強い人くらいですよね...。打たれ弱いといわれればそれまでですが、そんな若者を育てたのは叱る側の人間です。人材育成どうこう偉そうに言うのであれば、育成する側から変わっていくのが筋なのではないかと思います。注意と叱るは違いますから。
40代女性
私は小さいころの記憶といえば、母に叱られることばかり思い出します。けれど何で叱られたかわからず、にこにこ笑っていたら、なおされ叱られたという記憶ばかりです。小学生のころも、担任の先生が厳しくて、忘れ物をしたら叱られて「ビンタ」、叱られて教室の外に追い出されたことを今でも鮮明に覚えています。大人になった今も、もっと褒めてほしかった、叱られてばかりいたから、ネガティブな性格になったんじゃないかと思っています。やっぱり、人は「褒められて伸びる」と信じていますし、自分の子供にはなるべく「褒めて伸ばす」ことを心がけています。
40代女性
褒められると嬉しいので、調子に乗ってあれやこれや試してみたくなります。結果、いろんなことができるようになりますし、駄目だったとしても、別の方法を考えるなど、やる気が持続します。、叱られると、打たれ弱いのでそのまま落ち込んでぐだぐだになってしまいます。それでもまだ、元気な時は反発心が起こって見返してやろうという気にもなりますが、そうでない時は、どうせ自分なんて何をやってもダメなんだとやる気がなくなってしまうので、褒められた方が伸びます。
40代女性
実際に褒められた時と叱られた時を思い出してみると、叱られた時は落ち込んで、もう何も手を出したくなくなり、「これ以上やったら迷惑になるから、余計な事はしないでおこう。」という考えになります。恐怖を感じる程叱られた場合は、恐怖という圧力によってものすごい勢いで色々覚えようとしたり、スピードを速めたりしますが、結局慌てているので、本来の目的が見い出せず、失敗します。逆に褒められると嬉しくなってテンションが上がるので、張り切って、かつ褒められた安心感で落ち着いて作業にかかれます。
60代以上女性
各個人の性格によると思いますが、私は打たれ弱いので、叱られるとそれだけでやる気がなくなります。ほめられるとその分気分もいいですし、もっとがんばって期待に応えよう思います。だからと言って、お調子者というわけではなく、ライバルが褒められれば、悔しいと思うのでもっとがんばります。要は叱り方、褒め方も大事なのではないでしょうか。叱り方も上手ければ私もやる気になるかもしれません。そういう点では代表や上司も部下の育て方が上手い人と下手な人がいると思います。
40代男性
私は叱られると萎縮してしまうタイプだと思います。
叱られてしまうと、そのことで深く考え込んだり、悩んだりするからです。
そして、その事が原因で、他のことにまで支障が出てきたりもします。
一方、私も褒められると嬉しく思いますし、自信が出てきます。
自信を持って臨むことが出来ると、大抵のことが上手く運べると思います。
また、褒められると言うことは、何より気分も良いことです。
気分が良い中で物事をやることは、それこそ成功への近道であると思います。
そういうことなので、私自身①の褒められて伸びるタイプだと思っているのです。
30代女性
幼稚園児の頃から母親に食べるのが遅いと朝食時にな罵られ(8時半に父が会社に行った後を毎回狙われていた)、妹は虫歯を作るくらいご飯を吸いまくって遅く食べても文句を言われず、そして15になっても妹は赤ちゃんだから家の用事はしなくて良いと言われ、小学生の頃から家事手伝いは当たり前だったから、それにものすごくショックを受けたことがありました。他にも色々な毒親話しはあるのですが、何をするにも反対や文句ばかりの母親だったので、
何がしたいのかわからなくなり、やりたいことがあっても欲しいものがあっても言えなくなりました。やりたいことがあってもすぐに馬鹿にしてきたのもあったので。
けれど、友人や知人にこんな能力があるの!すごいね!と言われたとき、本当に素直に言葉通りに受け止めても良いのか思うものの、とても嬉しくてそれに対してすごく頑張ることができたので、褒められたら伸びるタイプなんだという回答にしました。
叱られて伸びる派の意見
30代女性
私は今まで母親に褒めてもらった記憶がほとんどありません。自分で言うのもなんですが、小さい頃から学校の成績は良く、中学・高校時代はテストで学年20番以内でした。習い事や作文コンクールでもそれなりに賞をもらっていました。でも、やはり母は認めてくれることはありませんでした。そのため、今でも人に褒められると非常に照れてしまうし、落ち着きません。また、前の職場はわりときつい指導方針のところだったので、仕事ができていなければ上司や先輩から夜遅くまで詰められることがざらにありました。その度に「くそー、負けるもんか」「次はぎゃふんと言わせてやる」という気持ちで頑張っていました。上司は別に私の性格に合わせた指導をしていたわけではないと思いますが、結果的にはやる気を出させてくれました。
50代女性
どちらかと言えば自分には甘い部分が多いので、見抜かれて叱られた方が隙なくできると思います。
褒められると、逆に調子に乗ったまま、乗りっぱなしで頑張っていないことの方が多いと思います。
叱られて、調子に乗らず心を引き締めていって伸びていく方だと思います。叱られていないと図にのって自分にとても甘くなり、まぁいいか!が続いてしまい、ミスもかなり出てきてしまってダメな気がします。有頂天になったときが最大の落とし穴が待っているので、叱られて伸びる派だと思います。
40代女性
私がまず、一人っ子です。両親に怒られた事は、幼い頃から思い浮かびません。
しかし、小学校に入学して初めて、担任の先生に怒られた事があります。それは、体育の時間で当時、登り棒というものがありました。私は結構、運動は得意な方だったのですが、その登り棒には、悪戦苦闘していました。授業時間のチャイムがなった時に あと、もう少しの所まで登っていたのですが、下にいた先生から「チャイムが鳴ったから降りて来なさい!」と言われました。その時です。私は、悔しくて登り棒の頂点まで登りました。どこからともなく力が湧いて来たのでしょう。
後から先生から聞いた話ですが、泣きながら登っていったそうです。
それは、成人になった今でも、仕事に関してでもです。みんなから言われることです。
多分、理由は敢えて言えば、優しい両親に育てられた性格と小学校時代の先生の指導のギャップだと思います。
40代女性
私の世代は叱られて、なにくそ!と自分を奮い立たせて頑張るっていう事が当たり前の時代だったように思います。褒められる=甘やかされてると思っていたので、人にも自分にも厳しくして頑張るというのが体に染み付いています。子供の頃の事を思い返してみると、褒められた事よりも叱られた事の方が圧倒的に多いです。でも、私の旦那は褒められて伸びる派なので、子育てでかなりぶつかる事がありました。良いところを見つけてあげて褒めてあげようよ!と言われたのですが、ダメなものはダメ!と思う私。理解に苦しむ事も多かったです。
40代男性
この褒められて伸びるか叱られて伸びるかは実際に伸びるかどうかは置いておいても私は叱られて伸びる派です。
小さいころから何をやっても素質というか才能を感じることができない私はおそらく不器用なのだと思います。
そんな私が褒められても何がどういいのか、たまたまじゃないのかと疑うだけなのです。
なので叱られるというよりもここがこうだめだからいけないのだと理詰めで納得できる説明があれば伸びるタイプだと思います。
褒められてもあまりうれしくないことが多いです。
20代女性
社会人になって、不器用で覚えも遅いほうだったので凄く叱られてばっかりで、同期のなかでもかなりダメなほうに分類されていたと思います。
でも年数を重ねて、先輩より後輩のほうが多くなってくると、先輩がどんな気持ちで叱ってくれていたのかが凄くわかるようになります。なるべく嫌われたくないし、叱りたくて叱っている人はいません。
はじめのうちから褒められると、そこまでで止まってしまうし、もっと上達したいという欲が薄くなってしまうと思います。
先輩やお客さんにダメなことを指摘してもらったり叱られたりした経験のおかげで、悔しくて努力して、上達した結果褒められるようになって、さらに伸びていく...
という順番だと思っているので、まずは叱られること、それを乗り越えていくことが、伸びていく近道だと思っています。